あるじの戯言 37
「プレゼンテーター」
10年ぶり、10回目のミラノ・サローネに行ってきた。
TAKEOクンの強い誘いのおかげだ。
40年も続く、良き友が、道案内役。
すっかり、しっかり面倒をかけてしまった。
その中で感じたコト、あれこれ。
異常な程の人の多さに驚いた。サローネは祭りだ!
街中が盛り上がっている。
その中で出展メーカーのスタッフとして働く
若い女性の日本人が印象的だった。
しっかりしたプレゼンテーターになっているのに驚かされた。
サローネというお祭りが深まっているのは、
そのブランドのプレゼンテーターの役目が、大きな存在になっている。
販売する人が、そのブランドを理解し、デザインを理解し、
プレゼンテーターになっていく。
「このデザインを、どうプレゼンテーションしてくれるのだろうか?」
自分の感じたデザインの領域を拡げて、深めてくれる。
コミュニケーションがとても大切な時代になっている。
あたりまえだが、デザイナーも、コーディネーターも、
営業販売の皆さんも、技術者も、プレゼンテーターになってほしい。
突然プレゼンテーターになれなんて言って申し訳ありません。
でも、プレゼンテーションは、日常やってる仕事の延長です。
「感じることから始まって、どうしても伝えたい思いをコトバにする、
スケッチにすることがプレゼンテーターでしょうか。」
オイラの勝手な考え方です。
いつも言ってるコトですが、考えてるコト、気づいたコトを描きましょう。
ヘタウマなスケッチで、ヘタウマのコトバで、描きましょうと、言っています。
パオラレンティのYさん、フラウのKさん、
二人のプレゼンテーションに感動しました。
ありがとう。
10回目のサローネで感じた、大きな、うれしい収穫です。
KEIZO

フラウのKさん

パオラレンティのYさん