ホシナの投稿17

ホシナの投稿 17

変わる? 変わらない?

テレビドラマ「北の国から」。
第1話から第24話(最終回)までDVDで視聴した。
BC工房の新聞折込ちらしに登場していただいている
脚本家・倉本聰先生の撮影に毎年同行させていただいているのに、
今さらようやくで恐縮。

胸が掻きむしられるような感動で、
毎回どばどば泣きながら見たわけだが、
本筋とちがうところで驚いたのはタバコの吸い方。
飲食店で、道端で、職員室でスパスパ吸っている。
仕事しながらも吸うし、ポイ捨てもする。
たしかに、40年前はそうだった。

画面は4:3だし、画質はHDじゃない。
草太のバイクは2ストで、
令子が乗った飛行機は東亜国内航空のYS-11、
誰もスマホを持っていないし、五郎の家には固定電話さえない。
笠松のじいさんは馬と暮らし、馬は家族だった。

10年がひと昔なら、40年は大昔だろうか。
しかし、令和になっても物語は色褪せていない。
倉本先生は昨年の大晦日に米寿の誕生日を迎えて、
なお現役で創作に取り組んでいる。
まわりは変わっても、先生は変わらない。
それとも、先生は変わり続けているから
変わらずにつくり続けられるのかもしれない。

BC工房の家具づくりは、似ている気がする。
次から次へと、どんどん新しくデザインする。
工芸椅子は25年以上、じわじわ改良しながら、
変わらずにつくり続けている。

変わらないから続けられる。
変わらないと続けられない。
どっちだろう。
そんなことは考えなくていいんだ、
と、あるじの鈴木さんは言うに違いない。

「北の国から ’83冬」〜「北国から 2002遺言」まで、
スペシャルドラマのDVDあと8巻をこれから見ます。

hocna

あるじの鈴木さんと訪ねた富良野塾跡地

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