あるじの戯言 31
古い椅子の復活 〈張り替え物語〉
20年前、25年前の椅子の張り替えの仕事が多い。愛着のある椅子が蘇る嬉しさ。
でも、どうして! こんな状態になっちゃったの?
どんな椅子だって、5年〜10年でへたっちゃう。
大切に長くつかっていただくには、
早めのチェックと修繕が必要です。
5年がひとつの目安でしょうか。
●修繕と張り替えは、手間がかかっちゃう。
●新しく作るより手間が、かかっちゃう。
●はがす手間、型紙をつくる手間、縫製する手間、
ガタつきを直す手間、中味をつくる手間、そして手間。
●1脚で、3日〜5日かかっちゃいます。
作ってるメーカーも、イヤがる。
売ったお店も、イヤガル。
「イヤがってばかりいちゃダメダナ。」
と、いった具合で、椅子の張り替えをやりつづけています。
手間ひまかけて蘇った椅子は、
ホントにカワイイもんです。
「作ってるオイラも蘇りたい。」
KEIZO

ビフォー 愛着はあるがへたってきた椅子

アフター 張り替えて木部もメンテナンス
手間ひまかけて蘇った椅子