ホシナの投稿15

ホシナの投稿 15

デザインの価値

仕事が完了して請求書を提出すると、
「ありがとう」、と言ってくれる人が4人いる。
その一人が、あるじの鈴木さんだ。

ありがたいと思い、自分もこうありたいと思う。
こんなふうに言ってくれる人は多くいるのだろうか。
私のお付き合いの中では4人だけだ。

私の仕事は、
伝えたいことを、伝えたい人に、伝わるようにデザインすること。

デザイン費には作業コストという面もあるが、
デザインの価値は、クライアントやオーナー自身の価値そのもだと思う。
請求書にありがとうと言ってくれる人は、
デザインは自分自身のことだ、と考えている人だと思う。
自分を伝えるデザインは仕入品ではない。
私も仕入品のような仕事をしてはダメなんだ、
と引き締まる思いがして、流石だと思ってしまう次第だ。

あるじの戯言で、鈴木さんは「チラシは宝物」と書いていた。
BC工房を伝えるための新聞折込チラシは、まさにBC工房そのものだ。
「欲しくなる椅子」では、自分が欲しい椅子を作ることが基本、と書いていた。
椅子のデザインも、BC工房そのもので、あるじ自身なのだと思う。

らく楽椅子シリーズがデビューした2018年の新聞折込チラシ

2018年に登場した「らく楽椅子」シリーズは、
十数脚が一斉発売になったが、どれもが10万円だった。
鈴木さんは、発売一年目のデビュー価格と言っていたが、
それにしても驚きの価格だった。

自分が欲しいと思う椅子を、自分が欲しいと思う価格で販売する。
価格も、BC工房のデザインだと思う。

らく楽椅子シリーズは、現在は15万円のものが多い。
15万円でもかなり得々だと思うが、中には12万円、10万円のらく楽椅子もある。

BC工房のギャラリーショップでらく楽椅子が目にとまったら、
座ってみて、お尻、腿裏、背中、肩、腰、手のひらで、
価値を感じとってみてください。

hocna

ホシーナと思う らく楽椅子①
らく楽椅子くつろぎ
幅67 奥行き83 高さ101 座面高35〜38(cm)
15万円(税込165,000円)

ホシーナと思う らく楽椅子②
らく楽椅子ゆうゆうロッキング
幅75 奥行き97 高さ85 座面高35〜42(cm)
12万円(税込132,000円)

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