あるじの戯言 18
「三梨 伸に、出逢った。」
ふじの在住のアーティストだ。
ふじのには、屋外彫刻がチョコチョコある。
その中のひとつを制作した作家だ。
オイラがふじのに工房を作ったのが25年前。
その25年前から、その屋外彫刻に興味があった。
小さな陶板チップを積み重ねた作品だ。
遠目には、その素材が鉄? 木? 土?……
ワカラなかったが、小さなチップから大きな作品が生まれる手法に、驚かされた。
自然の中の人の手を感じた。
自然と手の関係の椅子づくり、テーブルづくりをやってるオイラに響いた。
土のギャラリーで展覧会をやってる林 正人さんを訪問した三梨さんに、偶然逢ったのだ。
素朴な地元のオッちゃんの雰囲気だ。
これがいい。
25年かかって、やっと逢えた。
年月がかった自然の出逢いがいいのだ。
さっそく、この夏に、ひとつ作品をお願いした。
ふじのに、「手の風」を、吹かせてくれるかな。
KEIZO

ふじの・芸術の道にチョコチョコある彫刻のひとつ
三梨 伸(みつなし のぶお)さんの作品「両側の丘の斜面」
戻る