ホシナの投稿 5

ホシナの投稿 5

あるじのブツブツ交換

20年くらい前に、あるじの鈴木さんが、
徳島のテーブル工房のK村さんと引き合わせてくれた。
おかげさまで以来、親しくつき合わせていただいている。

鈴木さんとK村さんの出会いは、
ヘンな人がいるという噂に興味を持ったK村さんが、BC工房の鈴木さんを訪ねたことだそうだ。
ヘンな匂いを出す者、ヘンな匂いを嗅ぎつける者。

そして、初対面を果たしたふたりは、
無垢板天板と椅子を仕入商品として交換した。
ブツブツ交換!!

縄文時代ではなく、現代の話だ。
原始人!? 風貌や行動ということでなく、考え方の根っこが原始人かもしれない。

勘を働かせながら、面白いこと、楽しいことを見つけるために、つねにアンテナを張っている。
アチラに何かありそうだと嗅ぎつけると、直ちに駆けつけて現ブツを確かめる。
いいかも、と思うとつくることに突進する。
たとえそれがハズレでも、面白い獲物をしとめるまで何度も突進する。

ブツブツ交換は、物の価値を見定めて交換する、カチカチ交換。
原始的でなく、原理的だ。
なんとなくいいか悪いかでなく、価値をズバッと見抜き、どばっと飛びかかる。
いいものはいい、ダメなものはダメ。単純明快だ。

hocna

BC工房は卸売りはしないが、K村さんの工房ショップではBC工房の椅子を展示販売している。
卸売りでなく押し売りでもない、推し売りというやりとりのようだ。

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