あるじの戯言 6
「お宿のあるじ」
BC工房のお客さんのひとつが、「お宿」です。
和室の畳に合う椅子が、求められます。
「お宿のあるじ」「おやどの女将」の皆さんは、鋭い眼力の持ち主です。
「もてなす」の価値基準が、それぞれのお宿にあるからです。
あるお宿では、外人のお客さんが、足を投げ出せる和の椅子を求められたり、
ガッチリ大きな体型のお客さん用に、1.5人分のワイドサイズを求められたり、
注文は多岐にわたります。
こうした特別な使い方から、新しいデザインが生まれることもあり、
とんでもない注文が大好きです。
「コレナンダ!!」の面白工房でありたいので、「NOは言わない」が、BC工房のモットウ。
都心から約1時間の、山の中にある「ふじの」の工房まで来てくださる「あるじ」&「女将」と、
工房で話し合うと、思いがけないアイデアも生まれます。
楽しいモノづくりには、こうした相互通行のやりとりが必要です。
ぜひ、ふじの工房に来てください。
KEIZO