ma-saのスケッチBOOK 1
お客さんの体型を観察するのが趣味
卒業制作の椅子を作ってもらった縁で、BC工房に入社。この25年間で、おおよそ500脚の椅子をデザインしてきました。
この数年 デザインしている「らく楽椅子」シリーズがあります。
1年間で18脚ものデザインが生まれたのは?
「お客さんの体型を観察するのが趣味」にあります。
おばあちゃんの腰の曲がり具合は?
自分と同じぐらいの女性の背中の肉づき具合は? を観察します。
そして、椅子に対する悩みを聞きながら、受け止め、受け入れ、ラフなスケッチを、描いていきます。
お客さんがピタッとくる支えるポイントを見つけることが出来れば、そのポイントをいかした曲線を描いていきます。
BC工房の試作開発の進め方ですが、こうしたラフスケッチから、カンタンな試作に入ります。
椅子は立体物ですから、やはり、座ってみなければ、その椅子のポイントはつかめません。
クラフト作品を手で作るように、一脚の椅子のデザインを、カラダで考え、修正していきます。
ここで、BIG BOSSのOKが出れば商品化へ。NOであれば、再度チャレンジです。
特注デザインじゃないけど、
ひとりのお客さんに寄りそったオリジナルデザインが生まれます。
ma-sa