あるじの戯言 2
「BC工房は面白工房」
売れるモノづくりはしない? というより、出来ない。ふつうは、コンセプトからデザイン、モケイ、CAD、図面、試作と、慎重にモノづくりを進めます。
が、BC工房は、思いついたら、すぐスケッチして、試作して、カタチにしてしまいます。
これは、実はお手本の先生がいます。柳宗理先生です。
手で考える、手でデザインする、を実践していました。若い二人のスタッフが石コウで粉まみれになりながらモケイを作ります。
先生が手でさわり、微妙なところを指摘します。そして、また、修正のモケイづくりへ。設計図は後回しです。
柳先生独特の進め方は、オイラには衝撃でした。
原寸の三面図からしかデザインが生まれない、と思っていたからです。
図面はアト、まず、自分の目、自分の手、自分のキモチで立体的に感じるコトを優先させる。
こうしたモノづくりの姿勢が、BC工房のモノづくりのやり方になったのです。
真面目で慎重なCAD図面からは生まれない、面白いモノづくり工房=BC工房になってきました。
KEIZO