005 「椅子ぐるま」4 タイプ完成。

こんにちはエーランチです 5

「椅子ぐるま」4タイプ完成。

椅子ぐるまの話を、上田麻朝さんに聞きました。

病気のために車椅子で生活をしてる方の相談を受けたBC工房。一日中、車椅子に座って過ごすと、気分が落ち込むこともあるといいます。そんなお客さんの相談愛手として、BC工房が考えた「椅子ぐるま」の話を聞いてきました。どうぞ、動画をご覧ください。


プロダクトクラフトだからできること。

BC工房は、30年も前から「プロダクトクラフト」ということを言ってきました。プロダクトのようにもつくるし、クラフトのようにもつくる。両方のいいとこどり、と言ってしまうのは簡単ですが、カテゴリーにこだわらず、良いと思うものを自由に発想して、自由な方法でつくる、ということでしょうか。
あるじの鈴木さんは、無手勝流と言ったりもします。
今回、上田さんに話を聞く中で、こんなものづくりができるのも、プロダクトクラフトだからこそだと感じました。プロダクトクラフトの何が良いかといえば、この椅子を相談したお客さんは、きっと嬉しかったにちがいありません。

一人のためのから広がること。

今回、お客さんから依頼をうけたのは1脚ですが、BC工房では4タイプの「椅子ぐるま」を製作していました。これはお客さんからの依頼でつくったタイプ。柔らかい左右のアームは、体を支えて転倒を防ぐため。お客さんのお気に入りの張地で仕上げています。


アームの間隔が広く、立ち座りのしやすさを工夫したタイプ。背面には、介護する人の持ち手がついています。

ゆったりたっぷりの座り心地、座面が分厚くて大きいタイプ。

左右から座ったり立ったりがしやすそうなハーフアームのタイプ。

いちばんのデザイナーは、「こんなものがあったらいいのに」、という使う人の発想じゃないか、と思います。欲しい家具がないと思ったら、BC工房に相談してみるといいかもしれません。

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