COZY ~私なりの、居心地の良さ~

「椅子にハグされる。」

青山BC工房の店先に掲げたのぼりを見て、
吸い寄せられるように入ってくる人がチラホラ。
みんなハグされたい?

 

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「時代が、甘くソフトなモノを求めている。
 みんなやさしく包まれたいんじゃないか?」

 

 

BCのあるじは、しばらく前からそう感じていたという。
確かに。。。
娘と行った「すみっコぐらし」の映画で、私、号泣しました。
周りをみれば、オトナたちが号泣。号泣。
モフモフなすみっコたちが、
それぞれに抱えた孤独を優しさに変え支え合う姿に、
オトナが心をわしづかみにされていた。。。

 

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BCは、ずっと木のフレームを生かした
「しっかりした安心感」の椅子を作ってきた。
でも、今は、しっかり重厚な安心感より、
やさしい、包まれるような安心感、の椅子をつくれないだろうか?

 

 

BCの椅子の得意技は、「張り」。
考え方を変えて、「木」より、「張り」を生かしてつくれないだろうか?
そんなフワッとしたところから、
新しい「COZYシリーズ」づくりがはじまりました。

 

コージー「アップル」       「こぶり」コージー
背中を丸くつつんでくれるような、張りぐるみデザイン。
チラリズムでも生きる、チーク材の脚の色気。
張りぐるみにすると、肌触りが気になってくる。
触って気持ちよく、ソフトで明るい色味の布シリーズとの出会い。
やさしくつつまれる。スリスリしたくなる肌触り。

 

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今、ひとりでゆっったり座る椅子が人気。
横に好きな本を置いたり、猫といっしょに座ったり、
自分の好きな世界ごと受け止めてくれる椅子。
コージー「うとうと」 
コンパクトな長椅子。
コージー「まどろみ」
1.5人前のゆったり幅。むっちりボリューミーな背に甘える。
コージー「うたたね」
足を上げて、斜め座り。ちょっと行儀悪いのがキモチいい。

 

 

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こうなってくると、フレームと張りのアレンジで、
とんでもない造形のオブジェアートができるのでは?
YOU、やっちゃいなよ!
コージー「エール」
背のくぼみにおさまるもよし、
斜めに向いて足をあげるもよし。
コージー「ハグ」
天蓋つきのカプセル?
ハグされて包まれて胎内回帰?

 

とめどなく増殖しはじめた、コージーシリーズ。
どこまで行くのか? 僕らも楽しみです。

 

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イギリスに住んでいたというお客さんが、この椅子たちに座って、
”COZY”なんて、ピッタリのタイトル!と言ってくれました。
イギリスの人はよーく”COZY” ”COZY” 言うそう。

 

 

”COZY”って、ただ体がラク、とかじゃなくって、
場所、モノ、空気、温度、光、風、音、時間、、、
包まれる雰囲気全体が居心地よい、って感じ、
「その人なり、の居心地のよさ」の事をいうんだそう。

 

 

「自分なり、の居心地のよさ」は、
「個を楽しむ強さ、明るさ」で見つけ出すものかもしれません。
個を強く持ちながら、他人には紳士淑女であろうとするイギリスの人が、
”COZY”を愛するのもわかる気がします。
個それぞれが世界と立ち向かわなくてはいけない時代だけど、
時々は、甘く、優しくされたいし、自分もしたい。
それでイイじゃないですか。

 

 

世界のすみっこで、
自分なりの居心地の良さを追い求める。

それが、”COZY”。

 

BC工房は、
「あなたをハグする、コージーコーナー」
いっしょにつくります!

 

 

青山BC工房
KAZU