よく、お客さんに
「椅子の名前が特徴的だね。」
なんて言われるもんだから
「ウチの社長はコピーライターですから、
ただの家具屋のあるじじゃないんですよ。」
って言い返したりして。
だんらん、ゆったり、えんがわ、こぶり、和椅子、のびのび、、、、、
いろいろな椅子がありまして、名前を覚えるのも大変だったり。
注文書でも間違えて書いて失敗したこともなんどか。
そのたびに怒られてきました。
そしてまた、、、
2018年に新しくできたのが、
「らく楽椅子」シリーズ!
12種類もあるうえに、
名前は、1回決まったかと思っても
「もっといい名前を!」
「もっといい響きを!」
「もっとわかりやすく!」
ってどんどん変わるもんだからおぼえにくい。
その中で最初に覚えた椅子が、
らく楽椅子 「うたたね」。
うたたねって、言葉の響きにつられて覚えました。
「うたたね」
辞書には、
「寝るつもりはなく、ついうとうとと眠ること。浅く眠ること。」
なんてあります。
集中力のない俺にはぴったりの言葉で。
うたたねは、ほんと幸せな気持ちにしてくれる。
起きた時にちょっと感じる罪悪感もついてきますが。
これが、噂の
らく楽椅子「うたたね」。
もともとこの椅子は、「香りの椅子」といって、ウイングバックには、
ポプリを入れる香りポケットがついています。
「香りなんてじっくり感じる柄じゃねーやい!」
なんて思ったりもしたのですが、
この椅子で新発見がありました!
先週インターンで来た学生さんが、
「アイフォンをいれて音楽が聴けるのがうれしい。」
なんていう事を教えてくれたもんだから
「そうか!こんな使いかたもあるんだ!」
「思いつかないことを教えてもらったなぁ。」
飛び上がってホントにうれしくなりました。
じゃあ、俺もと、
好きな落語、
(うたたねつながりで「芝浜」。)
をこの椅子で聞いていたら
ウィングバックの背もたれが自分だけの世界をつくってくれて。
背中全体を包み込んでくれるクッションがそりゃぁ、気持ちいい。
つい、「うたたね」しちゃいました。
あたたかくなるこれからの季節のにピッタリの椅子だなぁ。
香りポケットには自分の好きな香りと音楽を。
「今日は、江戸で春一番が吹いたってねぇ!」
「そうかい!じゃあ週末はBC工房へうたたねしに行くかーっ!」
あんまりおあとはよろしくないですが、
椅子の座り心地とうたたねの気持ち良さは本物です。
青山BC工房 竹村